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【コラム】家計簿で貯蓄上手に!家計簿のつけ方を初心者にも分かりやすく解説!

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2023.02.16

「将来のために貯蓄をしたい」「家計を改善したい」という思いから、お金を管理するために「家計簿をつけよう」と考える方も多いのではないでしょうか。

家計簿は目的によって、つけ方が異なります。また長く家計簿をつけ続けることも重要であるため「自分に向いている方法でつける」ということも大切なポイントです。

本記事では、家計簿のつけ方から家計簿の種類まで、家計簿初心者にも分かりやすく解説していきます。

家計簿をつける目的

家計簿をつける際は、その目的を明確にしておきましょう。家計簿をつける目的は主に以下の3つです。

  • 家計の収支を把握する
  • 家計の見直し
  • 貯蓄

毎月の収支を記録することで、お金の流れを把握することができます。そしてお金の流れを把握した後に「なぜこれを購入したのか」「本当に必要なものを購入しているのか」とお金の使い方を分析すれば、家計の見直しに繋がります。

家計が見直され、無駄な出費を抑えられると、その分のお金を、「貯蓄」や「資産運用」に回すことができます。

家計簿をつけるとき、家計を把握することが目的であれば収支を記録するだけでも十分ですが、家計を改善することが目的の場合は「収支の把握→家計の見直し→貯蓄」という行動が必要となるでしょう。

家計簿項目の分類方法

家計簿の項目は大きく分けると「固定費」と「変動費」の2項目で成り立っています。しかし、この2項目だけでは家計を正確に把握できないため、この2つを軸にさらに細かく項目分けします。

1,固定費

固定費とは、毎月必ず発生する一定額の費用のことを指します。

項目 内容
住居費 家賃、共益費、駐車場代、住宅ローン返済額、固定資産税など
水道光熱費 水道代、ガス代、電気代
通信費 電話代、インターネット料金、NHK受信料など
保険料 生命保険料、医療保険料、自動車保険料、火災保険料など
教育費 保育料、授業料、習い事の月謝など

上記項目以外に、例えば雑誌や新聞を定期購読していたり、動画や音楽などサブスクリプション形式のサービスを利用している場合は、それらの項目も固定費に組み込んでおきましょう。

2,変動費

変動費とは、月によって変動がある費用のことを指します。

項目 内容
食費 自炊用の食材費や外食費など
日用品費 掃除用品や洗剤、トイレットペーパーなど日用必需品購入費
医療費 医療品の購入費や通院・入院費など
被服費 衣服や靴、アクセサリーなどの購入費
美容費 化粧品代や、エステ・マッサージなどの費用
交際費 デート代や飲み会代、友人・知人などへのプレゼント代など
交通費 ガソリン代、電車やバスの運賃など
娯楽費 書籍代や映画鑑賞代、スポーツなど趣味で発生するもの
特別費 冠婚葬祭やイベントなど毎月発生しない費用についての項目
雑費 上記以外の用途不明の支出

家計簿をつけることに慣れるまでは、記録するのを忘れて用途不明の支出が出てくるケースも少なくありません。

こういった場合は「雑費」として計算に入れましょう。あまりに正確性を重視すると、家計簿をつけること自体に疲れて長続きしなくなってしまいます。

支出における項目分けは、自分自身が分かりやすいものが一番です。上記の表を参考に、必要のないものは省いて他の項目に含めるなど工夫し、家計簿をつけることを習慣化させましょう。

家計簿を効率よく使うためには

家計簿を使って家計の収支管理をする際は、月単位で管理をしていくとお金の流れが分かりやすくなります。

まずは一ヶ月の総収入から、前章でご紹介した固定費と変動費を引き、毎月の家計に余剰金があるのか不足しているのか確認しましょう。

最初の内は、家計簿の結果に一喜一憂せずに自身の家計の状態を知るために、ありのままの収支をとにかく記録していくことが大切です。

家計簿をつけることが習慣化してきたら、節約できる部分はどこかを考えていきます。変動費は支出が予測しづらいため、固定費の見直しから考えると良いでしょう。

特に生命保険料や通信費、サブスクリプション形式のサービスなどの項目で無駄な支出が発生していないか考えてみましょう。全く使っていないのに解約を忘れていたスマートフォンのオプションサービスの存在などにも気付けるかもしれません。

また、食費は「食費(自炊のための食材購入費)」と「外食費」の項目に分けて考えると、食材購入と外食のどちらを見直せば良いのか確認しやすいため便利です。

節約できる部分を考えられたら、翌月の計画を立ててみましょう。

たとえば外食を月に4回から2回にするなど、節約しようと決めた項目だけで計画を立てます。

その後決めた予算内でお金を使えるように工夫をしてみましょう。

もし予算オーバーになってしまっても、「予算を月単位ではなく週単位で管理する」「項目をさらに細分化してみる」などあきらめず工夫を重ねることをおすすめします。

家計簿の種類は?自分に向いている方法で継続させよう!

家計簿には、主に以下の3種類があります。

  • 手書きの家計簿
  • 家計簿アプリ
  • パソコンの表計算ソフト

本章ではそれぞれの家計簿におけるつけ方の特徴を解説します。自分に合った方法を見つけてみましょう。

1,手書きの家計簿

手書きタイプは、自由に日記のように手軽に継続できることが特徴です。また、メモなども書き込みやすく項目の自由度もあります。人によっては、手書きの方が手軽という方もいるでしょう。

自分で数字を記入するため記憶に定着しやすく、支出額を常に意識できる点が大きなメリットですが、この作業が億劫であれば、レシートをノートに貼るだけでも十分です。

無理をして記入項目が多い家計簿を選んでしまうと、面倒で続かなくなってしまう可能性もあるので気を付けましょう。

デザインやレイアウトなど自分が何を重視するのかも考えて、お気に入りの一冊を選びましょう。

2,家計簿アプリ

スマートフォンやタブレットで使える家計簿アプリを利用するメリットとして、数字を入力すれば収支を自動で計算してくれるため集計の手間が省ける点があります。また、スマートフォンやタブレットさえあれば空き時間に入力や確認がいつでもできます。

収支の割合などをグラフなどで表現することで、数字の変化が追いやすくなっているものや、銀行口座とのデータ連携が行えるアプリもあります。

また、入力が苦手な方向けに、レシートを撮影するだけでアプリ上のデータとして反映してくれるアプリも存在します。

なかには家族それぞれのスマートフォンにアプリを入れて同じ家計簿を共有できる機能があるアプリもあります。そういったアプリを使用すると、家族みんなでお金の流れを分かりやすく見える化できるため、家族全員の節約意識が高まりやすくなります。

3,パソコンの表計算ソフト

ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトを使えば、収入や支出の項目をカスタマイズしやすいです。

色やフォントも自分好みに調整でき、関数を使えば数字を自動的に集計できます。

手書きの家計簿では大変な集計も、ソフトに任せることができたら効率よく家計簿をつけることができるでしょう。

まとめ

家計簿を始めるのであれば、継続することが大切です。家計簿の項目選びでつまずくこともあるかもしれませんが、今回の記事も参考にしつつ、無理せず少ない項目から始めてみるなど工夫してみましょう。

せっかく作った家計簿は、家族にも共有してみましょう。家族に「今月は〇万円節約できたよ」「目標の〇万円まで、あとこれくらいだよ!」と共有することで、家族全体でも節約する意識が生まれるほか、自身のモチベーションも上がります。

自分に合った方法を見つけると継続しやすいため、まずは手書きの家計簿や家計簿アプリ、表計算ソフトなどの中から、自身のつけやすい方法を見つけることから始めてみましょう。

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