実態調査で判明、8割強のフリーランスが年収300万円以下
フリーランスの年収は民間給与の平均収入より低い傾向
株式会社マーケティングフルサポートは2022年12月6日、「フリーランスの実態調査」の結果【第1弾】を公開しました。
同調査はクラウドワークスに登録しているフリーランサーが対象となっており、2022年11月8日~11月10日に実施されました。有効回答数は311人で内訳は男性178人、女性130人、無回答3人となっています。
同調査によると、8割強のフリーランスの年収が300万円以下でした。国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」では443万円が平均収入だと発表されており、フリーランスの収入の方が低い傾向です。
収支管理の方法は「会計ソフトで記録し、自分で確定申告」が6割強で最多でした。次点は「記録していない」で、約3割を占めました。
インボイス制度「自分が対象かわからない」が36.6%
インボイス制度を「知らない」と回答した人は昨年の36.8%より減少して16.7%にとどまっています。しかし、「これから調べる・検討する」が53.4%と最多の回答となっており、対応を先送りしている状況が明らかとなっています。
インボイス制度の導入で不安に思っている点を質問したところ、36.6%が「自分が対象となるのかがわからない」と回答し、最多となりました。また、もし働けなくなった場合の対策の1位は「貯金」でした。次いで「投資・運用」、3位が「保険や共済」で、4位には「なにもしていない」がランクインしています。
株式会社マーケティングフルサポート代表取締役の仙道 達也氏は、安定的な仕事獲得を目指すことに加え、収支管理などの足元を固めていくことの大切さについても強調しています。
(画像はプレスリリースより)
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